訳者のページ(注釈など)
忙しい人のための頭の描き方
傍線リンクの先に、宗八がよく使っています、忙しい人のための頭の描き方を掲載しております。暇だけどお時間のない方はどうぞご覧になってください。
訳者から読者の皆様へ
とにかく手を動かすことです。ご挨拶に先立ちまして、特にお伝えしたいことを申し上げました。当サイトにお越しくださり、ありがとうございます。訳者兼管理人の宗八です。
冒頭で述べましたとおり、実際に手を動かしてみるというのが上達の秘訣だと思います。きれいな図がたくさん掲載されていますので、どんなテクニックや感覚がその図に込められているかを考えながら模写するといいと思います。図を見なくても再現できればしめたものだと思います。私は「頭と手を描く」の翻訳・掲載作業をしている間、日課にしていた絵の練習をまったくやめてしまいました。あらかたの作業を終えて、習作を描いたときのがっかりときたら! 理論はもちろん大事です。しかし、読者へのお別れの言葉のセクション冒頭でルーミス先生がおっしゃったことや、絵の上手な方が白紙を使いきったスケッチブックを山盛りに積んで、どれほど練習に時間を費やしたか披露しなさっているのを見れば、実践も同じくらい、あるいはそれ以上に大事だという気がします。
さて、AIが精巧な絵を描く時代になりました。高性能なお絵描きAIがニュースになったのは、ちょうど本書の下訳が終わっていざ校正というときだったので、それはそれは面食らいました。そして、本書の冒頭で書かれた、絵を練習する人の心構えをルーミス先生が講義していらっしゃるところを思い出しては、心に染み入る気持ちになっていました。絵を練習する目的は人それぞれですから、練習のための練習とでも言いましょうか、「立派な作品を作り上げようとするならば他に色々な方法があるけれど、ペンを握って描くのが楽しいから、その練習をするのが楽しいから練習をするのだ」そんな心構えでもいい気がします。立派な作品をつくれるかどうかに生活がかかっているならば、人様に迷惑をかけない限りどんな手段を使ってでも最高の作品に仕上げた方がいいとは思います。やっぱり人それぞれですよね。
お知らせ・更新情報
2022/11
「頭と手を描く」サイト掲載、kindleにて販売
2023/03/01
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