男性の頭─面取り
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図10. 頭を傾ける
ボールや顔面平面上の作図線や分割をふまえつつ、かたむけた状態でも顔や頭全体の構造をキープするのに、面取りが役立ちます。口吻は、どんな傾け方をしても描きやすくなります。斜めになった頬のラインやカーブした長方形をしたおでこも、顔の3分割(※図1やp. 15で、顔をおでこ、眉と鼻先、鼻先からあごの3つの部分に同じ長さに分けたこと)の中に収まるようになります。このように頭をブロック状に表現することで、頭全体の角度を決定していきます。これが頭のパースの第一歩です。
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