手
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図89. 赤ちゃんの手
赤ちゃんの手は、それ自体が研究対象になります。大人の手との基本的なちがいは、小さな指のわりには比較的手のひらが分厚いということです。赤ちゃんの親指と小指の付け根の筋肉は、他の部位に比べるとかなり強力です。とても小さな赤ちゃんは、自分の体重と同じだけの握力を持っています。指の第三関節は手の甲側では肉にうもれており、小さなくぼみに見えます。手の付け根は、全体がしわでかこまれていることもあります。小指の付け根は,手のひらの上部にまたがるふくらみよりもずっと分厚いです。
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