男性の頭

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図1. 左右の平らなボールが基本の形

頭蓋はどちらかというとボールに似ています。ボールを立体感のある球体として表現するには、ボールの上部にクギをさしたような軸を定める必要があります。その軸でさだめた中心でボールを4等分し、さらに水平に2等分します。ここで、左右を同じだけうすく切りとると、頭蓋にそっくりな基本形ができあがります。この基本形の「赤道」が眉毛の線になります。クギでさした軸をとおる線のひとつが、顔の中央線になります。眉毛の線からクギの軸まで半分ほど上がったところが、生え際、つまり顔の頂点になります。ボールの真ん中、すなわち中央線と眉毛の線の交点から直線をまっすぐ下ろします。そこに、おでこの広さ、つまり眉から生え際までの広さとほぼ同じになるように2点を下にマークします。これで、鼻の長さと、その下にあるあご先の位置がわかります。次に、顔面平面を描くために、あごのラインを描きます。あごのラインは、ボール左右の平らな面のほぼ中心につながっています。その平らな面を上下に通る線上に耳があります。耳の長さは眉から鼻の下までの距離とほぼ同じです。ボールはどの方向にも傾けることができます。

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