男性の頭

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 図7は、背骨の頂点と頭蓋骨の底部を支点とした頭部の動きを表しています。首を円筒として見ると、支点はその中心部にあって、なおかつ頭蓋骨の下の深いところにあるということを覚えておいてください。頭はヒンジ作用ではなく、首の中心線より少し後ろの点を中心とする回転作用によって動きます。ですから、頭を後ろに倒すと、首が圧迫されていくらか膨らみ、頭蓋骨の付け根にシワができます。頭を前に倒すと、 喉頭や喉仏は下に落ち、首の中に隠れます。横に傾ける動きでは、頭蓋骨の耳の後ろの部分から、鎖骨の間を通って胸骨につながっている長い筋肉が強く作用します。後ろに傾けるときについては、頭蓋骨の底に付着する2つの強力な筋肉が、頭を後方に引っ張ります。頭を首の上に正しく乗せるには、解剖学の知識が必要ですが、これについては後で説明します。

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