男性の頭─解剖学が必要な理由
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図25に描いてある口を研究するときは、しばらくの間は唇と歯は別にして考えてください。図25の口を描いてみたり、鏡を用意して自分の口を描いてみたりしましょう。唇を動かしたり、頭をいろいろな角度に傾けてみてください。歯は、歯と歯の間の線を描かなくても、上の歯茎とその下の暗い影の部分のアクセントによっておおよそは表現できることに注意してください。歯のディテールを強調しすぎると、歯が口の中に収まらないように見えてしまいがちです。歯が強調されすぎると、せっかくの良い頭も台無しです。
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