男性の頭─解剖学が必要な理由
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図27は、ほほえんだり笑ったりしている顔の例です。これは、輪郭線だけの表現ですが、皮フの下で筋肉が動いているのが感じられます。私が「角の尖った笑顔」と呼んでいるものは、右上の男性に示されています。上段の真ん中と下段の真ん中の顔は、角が丸い笑い方をしています。この笑い方は被写体から描いたものでなければなりません。というのも、角の丸い笑いは下手をすると嘲笑になりやすいからです。笑顔は研究が必要です。鏡を使っていろいろと研究してみましょう。
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