読者と少しおしゃべり
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どの頭を作図する場合でも、たいていは同じ問題をかかえているのですが、この本はさまざまな年齢の男性、女性、子供を描くパートに分かれています。あとでわかることですが、テクニカルな違いはわずかでも、アプローチや感覚にはかなりの違いがあります。テクニカルな問題はパート1で説明して、そこで学んだ知識を、そのあとのパートにて応用します。
説得力のある手を描けるようになることも絵描きにとって非常に重要なことですが、この分野も資料が少ないのが現状です。そこでPart.5では、リアルな手を表現するときの基本となる、作図の原理を理解できるよう解説しています。
さて、いよいよ本格的に制作に入りましょう。
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